バンクーバーは、
北海道の稚内よりもさらに北に位置している。
でも近くに暖流が流れている影響で、
冬でも比較的温暖な地域だ。
とはいえ、普通に寒い。
冬の日中の最高気温は10℃いかないし、
朝と夜は0℃近くなる。
私が学校へ通い始めたのは11月だったので、
毎日ダウンジャケットを着て通学していた。
特に夜のバス待ちがキツい。
風も冷たいし、
寒さで歯がガチガチと鳴る。
そんなある日のこと。
私はいつものように、
凍えながらバス停でバスを待っていた。
すると近くに、
高校生くらいのカナダ人グループが6〜7人いた。
そこで私は、自分の目を疑った。
半袖着てる!!!
しかも、
2人くらいビーサン履いてる。
さらに女子の1人はへそ出し。
ちょっと待って。
こっちはダウン着てても震えてるんですけど!?
しかもその子たち、
全然寒そうに見えない。
震えてもいない。
鳥肌も立っていない。
ただ普通に、
楽しそうにおしゃべりしている。
意味が分からない。
皮膚、どんだけ分厚いの!?
え?
白人って皮膚薄いイメージだったんだけど、
実はめちゃくちゃ厚いの??
それとも、ただのバカなの??
…と、当時の私はかなり衝撃を受けた。
でもその後、
私は何度も真冬に薄着のカナダ人を見かけた。
半袖。
短パン。
ビーサン。
へそ出し。
とにかく薄着。
後になってカナダ人の男友達に、
「カナダ人て何で真冬なのに半袖着てるの?」
と聞いたことがある。
すると彼は普通に、
「別に寒くないから。」
と答えた。
どうやら日本人とは感覚が違うらしい…。
もちろん、
全員半袖を着ているわけではない。
大半の人は季節にあった服装をしている。
ただ、カナダ人であればこの程度なら
あまり寒さを感じないのだそう。
カナダ人、つよ…!!
そして私は、
もう一つ気づいたことがある。
なぜか真冬でもビーサン率が高い。
これは本当に謎だった。
あれはもう、
カナダ人の正装なのかもしれない。
真冬なのにビーサン。
足元だけ季節感がバグっている。
でも、
驚きは冬だけでは終わらなかった。
バンクーバーの夏(7月、8月)といえば。
朝は12〜13℃、
日中は22〜23℃くらい。
真夏でも25℃くらいでカラッとしている。
日本の蒸し暑い夏とは違って過ごしやすい。
私が留学先にバンクーバーを選んだ理由の一つが、
実はこの気候だった。
暑がりで汗っかきの私にとって、
かなり理想的だったのだ。
そしてだんだんと夏が近づいてきた6月。
最高気温20℃前後になってきたころ。
私はまた驚愕する。
カナダ人女性たち、
突然キャミソールを解禁し始めたのである。
ちょ、まてよ。
落ち着けって。
さすがにまだ早いって。
日本人の感覚だと、
20℃って「ちょっと暖かい」くらいだよね?
まだ長袖と、
何なら軽い羽織りも欲しいよね?
――でも、バンクーバーは違った。
カナダ人、20℃超えた瞬間に脱ぎ始める。
タンクトップ。
キャミソール。
短パン。
そしてイングリッシュベイでは、
日光浴が始まる。
カナダ人、
どうやら肌感覚で夏判定すると脱ぎ始めるらしい。
バンクーバーは雨期が長いから、
太陽が出てるとつい開放的になっちゃうのかな?
そして、
あまりにもタンクトップ率が高くて、
嫌でも気づいたことがある。
みんな、
普通にブラ紐が見えている。
…いや、
見えているというより、
見せている。
さらに、
Tバック率も高い。
なんで知ってるかって?
見えてるからである(笑)
当時はローライズジーンズが流行っていて、
パンツからTバックを見せるのが、
普通にファッションだった。
最初はかなり衝撃だった。
あと、カナダ人って本当にヨガウェア率も高い。
街で見かける女性、
マジで半分くらいはヨガウェア着てる。
正直、最初はダサいと思ってた。
日本でたくさんオシャレな人とか、
いろんなファッションを見てきたから。
でも不思議なもので、
見慣れてくるとだんだんオシャレに見えてくる。
見せTバックも、
実はちょっとやってみたかった(笑)
――やらなかったけど。
でも、そんな私にも少し変化があった。
朝は普通に寒かった。
だから朝の通学時は、
長袖の上着を着ていた。
でも、日中になると暖かい。
そうなると今度は上着が邪魔になってくる。
だんだんとバンクーバーに染まってきた私は、
「まぁ、朝はちょっと寒いけど我慢するか…」
そう思うようになり、
15℃以下でも朝から普通に半袖のみを着て出歩くようになった。
日本だったら季節感バグってるよね(笑)
そんな感じで、
私がバンクーバーに来て学んだことがある。
それは、
- カナダ人は寒さに強い
- 真冬でもビーサンを履く
- 20℃超えると脱ぎ始める
- 下着は隠すものではなく見せるもの
ということ。
なお、
皮膚が分厚いわけではないらしい(笑)

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